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各種断熱材の熱伝導率
2010/06/19
断熱材区分 | 断熱材の種類 | 熱伝導率[W/m²K] |
A-1 λ=0.052~0.051 |
吹込み用グラスウール(施工密度13K、18K) | 0.052 |
タタミボード(15mm) | 0.052 | |
A級インシュレーションボード(9mm) | 0.051 | |
シージングボード(9mm) | 0.051 | |
A-2 λ=0.050~0.046 |
住宅用グラスウール断熱材 10K相当 | 0.050 |
吹込み用ロックウール断熱材 25K | 0.047 | |
B λ=0.045~0.041 |
住宅用グラスウール断熱材 16K相当 | 0.045 |
住宅用グラスウール断熱材 20K相当 | 0.042 | |
A種ビーズ法ポリスチレンフォーム保温版4号 | 0.043 | |
A種ポリエチレンフォーム保温版1種1号 | 0.042 | |
A種ポリエチレンフォーム保温版1種2号 | 0.042 | |
C λ=0.040~0.035 |
ウッドファイバー 40K | 0.038 |
住宅用グラスウール断熱材 24K相当 | 0.038 | |
住宅用グラスウール断熱材 32K相当 | 0.036 | |
高性能グラスウール断熱材 16K相当 | 0.038 | |
高性能グラスウール断熱材 24K相当 | 0.036 | |
高性能グラスウール断熱材 32K相当 | 0.035 | |
吹込用グラスウール断熱材 30K、35K相当 | 0.040 | |
住宅用ロックウール断熱材(マット) | 0.038 | |
ロックウール断熱材(フェルト) | 0.038 | |
ロックウール断熱材(ボード) | 0.036 | |
A種ビーズ法ポリスチレンフォーム保温版1号 | 0.036 | |
A種ビーズ法ポリスチレンフォーム保温版2号 | 0.037 | |
A種ビーズ法ポリスチレンフォーム保温版3号 | 0.040 | |
A種押出法ポリスチレンフォーム保温版1種 | 0.040 | |
建築物断熱用吹付け硬質ウレタンフォームA種3 | 0.040 | |
A種ポリエチレンフォーム保温版2種 | 0.038 | |
A種フェノールフォーム保温版2種1号 | 0.036 | |
A種フェノールフォーム保温板3種1号 | 0.035 | |
A種フェノールフォーム保温板3種2号 | 0.035 | |
吹込用セルローズファイバー25K | 0.040 | |
吹込用セルローズファイバー45K、55K | 0.040 | |
吹込用ロックウール断熱材 65K相当 | 0.039 | |
D λ=0.034~0.029 |
高性能グラスウール断熱材 40K相当 | 0.034 |
高性能グラスウール断熱材 48K相当 | 0.033 | |
A種ビーズ法ポリスチレンフォーム保温板特号 | 0.034 | |
A種押出法ポリスチレンフォーム保温板2種 | 0.034 | |
A種硬質ウレタンフォーム保温板1種 | 0.029 | |
建築物断熱用吹付け硬質ウレタンフォームA種1 | 0.032 | |
建築物断熱用吹付け硬質ウレタンフォームA種2 | 0.032 | |
A種ポリエチレンフォーム保温板3種 | 0.034 | |
A種フェノールフォーム保温板2種2号 | 0.034 | |
E λ=0.028~0.023 |
A種押出法ポリスチレンフォーム保温板3種 | 0.028 |
A種硬質ウレタンフォーム保温版2種1号 | 0.023 | |
A種硬質ウレタンフォーム保温版2種2号 | 0.024 | |
A種硬質ウレタンフォーム保温版2種3号 | 0.027 | |
A種硬質ウレタンフォーム保温版2種4号 | 0.028 | |
A種フェノールフォーム保温板2種3号 | 0.028 | |
F λ=0.022以下 |
A種フェノールフォーム保温板1種1号 | 0.022 |
A種フェノールフォーム保温板1種2号 | 0.022 |
断熱材の基礎知識(Q&A)
2010/06/18
Q1:熱伝導率(λ値)とは?
A1:熱伝導率Wとは、材料の熱の伝わりやすさを表す値です。裏表に1℃の温度差がある場合に厚さ1mの材料の中を、面積1m2あたり、1秒間に伝わる熱量です。値が小さい程、熱の伝わりが少なく、断熱性能が高いということになります。代表的なλ値としては、ネオマフォーム0.020、空気0.024、発泡スチロール0.040、木材0.14、水0.58、鉄83.5です。[W/m·k]
Q2:熱抵抗値(R値)とは何ですか?
A2:熱抵抗値とは、材料の熱の伝わりにくさを表す値です。裏表に1℃の温度差がある場合、ある厚さの材料の中を、面積1m2あたり、1秒間に伝わる熱量の逆数です。値が大きい程、熱が伝わりにくく、断熱性能が高いということになります。1/(熱伝導率/材料厚さ)=材料の厚さ(m)/熱伝導率[W/m·k]=熱抵抗値で求められます。[m2·k/W]
Q3:熱貫流率(U値)とは何ですか?
A3:熱貫流率とは、室温と外気温に1℃の温度差がある場合に面積1m²あたり、1秒間に伝わる熱量です。壁などの建物の部位の熱の伝わりやすさを表した値です。値が小さい程、熱の伝わりが少なく、断熱性能が高いということになります。[W/m²·K]
平成21年4月1日に施行された改正省エネ法において、熱貫流率を表す記号が「K」から「U」に変更されました。これは、国際的に使用されている熱貫流率の記号「U」に変更したものであり、その意味や内容が変わったものではありません。
Q4:熱損失係数(Q値)とは何ですか?
A4:建物全体の断熱性能を示す指標。室温と外気温とに1℃の温度差がある場合、床面積1m²あたり1秒間に出入りする熱量です。すべての部位、換気の熱の出入りを計算し、合計した値を延べ床面積で割って求めます。値が小さい程、断熱性能は高いということになります。[W/km²]
Q5:次世代省エネルギー基準とは何ですか?
A5:「エネルギーの使用の合理化に関する法律」(いわゆる「省エネ法」)に基づき制定された「住宅に係るエネルギーの使用の合理化に関する建築主等及び特定建築物の所有者の判断の基準」および「同設計施工及び維持保全の指針」という告示のことで、住宅の省エネルギーに関する基準となります。
この基準は昭和55年に初めて制定され、平成4年、平成11年に断熱水準が改正されました。
この平成11年に改正された最も新しい基準が「次世代省エネルギー基準」と呼ばれています。この基準では、日本全国を市町村別に気候によってI~VIの地域に分けこの地域ごとに断熱や気密、日射遮蔽など住宅を建てる際に必要な性能を規定しています。
Q6:住宅性能表示の等級って何ですか?
A6:「住宅の性能表示」は「住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)」に基づく制度で、住宅の様々な性能について基準を設定し、わかりやすい方法で表示させるようにしたものです。温熱環境、構造の安定、火災時の安全性など新築住宅については10項目でそれぞれ基準が示されています。温熱環境(省エネルギー対策等級)においては、等級2、3、4がそれぞれ昭和55年、平成4年、平成11年省エネルギー基準にほぼ相当するレベルです。
各種断熱材の熱的性能、LCCO2比較
2010/06/16性能表のページに「各種断熱材の熱的性能、LCCO2比較」を追加しました。